【蟻と砂糖】草木ものいふ国ゆえに | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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言霊というものがある。
言葉には霊力があるという考えだ。
どこか、新訳の一説に通じるものも感じる。

ところで、この言霊信仰は言葉に出すことを避ける方向に変化する。

言葉にすると、それが現実になってしまうからだ。

憲法9条を唱えていれば、現実の戦争は起こらず平和が維持できるという考えは、そうした昔からの言霊信仰の延長線上にある。
だから、もし相手が攻めてきたりとかを考えてはいけない。現実になってしまうからだ。

日本人の奥には、こうした思いがある。

だから、憲法9条があれば外国も攻めて来ないという、全く理論的でない情緒的な話も、比較的簡単に受け入れられてしまう。


憲法9条は素晴らしい。
これは、当然だ。

ただし、そう言えるのは、世界全体が憲法9条に近い決まりを作った場合であり、今なお毎日何人、いや何百、何万人が戦争で殺されている現在は、残念ながら侵略を当たり前にしている国にとっては、デザートでしかありえない。

はい。兵隊蟻の目の前の砂糖の山である。

そうした侵略国家のお友達マスコミは、とにかく相手国の凄惨な殺戮や侵略、人とは思えない数々の悪魔のような所業は伝えない。

おそらく、今も続いているであろう殺戮を伝えない。

我が国から牙を抜き、侵略しやすいようになる協力をしている。


が、こうした見方さえひねた考えだと受け止められるほど、白痴化、いや情報の一方通行による軽薄化などが進んでしまった。

さらに不幸なことに、左翼(すみません。私はこの意味をよく理解していませんが、話の流れで使わせていただきます)系新聞や雑誌がインテリが読むものだとかいう幻想が蔓延した。
今なお、おそらく還暦を過ぎたあたりの方々には、そうした思いの強い人もいるかも知れない。

少し調べてみるとわかってくるが、インテリどころかインチキであることが見えてくる。

私も長い間騙されていたことを知ったのは、不惑過ぎだ。

さらに確信に近いものとなったのは、つい最近である。


ああ、これも嘘だったんだ。
そんなことを、最近になって知った。

そろそろ、インチキ新聞社は、その役目を終える時期かも知れない。

多くの国民に、その嘘がバレ始めた。

インテリ新聞ではなく、インチキ新聞であることも。
日本の新聞社ならば、日本の為の新聞であるべきだろう。

外国の為の新聞は、新聞ではなく宣伝、または洗脳機関紙だろう。