簡単そうで読めない地名です。人名ではありません。また、一部では違った読み方の地名があるかもしれません。
★目標2点以上
①早池峰(東北なら常識)
②秦野市
③迫町
④飯山満
⑤南風原(沖縄なら常識)
⑥能取湖(北海道なら常識)
⑦能代市(東北なら常識)
⑧野寒布(北海道なら常識)
⑨納沙布(やはり、北海道なら常識)
⑩直方(北九州なら常識)
答え
①ハヤチネ=日本のチベットとも呼ばれる、岩手県中央にある山。高山植物の宝庫。このあたりは日本では最も古い地層に属する。『遠野物語』や河童などでも知られる。
②ハダノシ(ハタノシではない)=かつては波多野(はたの)と濁らなかった。神奈川県の市。おそらく秦氏など、山東か新羅からの渡来人と深く関係する。
③ハサマチョウ =現在は宮城県登米市の一部。古くから米の名産地であったので、登米となったもよう。迫町中心の佐沼は讃馬の訛りとも言われ、もともとは放牧地だったかも知れない。
④ハサマ=千葉県船橋にある地域。 かつては田が深く田に『はさま』ると抜けだせないことや、それでもよい米が取れて『飯が山のように満つ』からきたらしい。
最近はハザマと濁る場合がある。
⑤ハエバル=沖縄南部の町。沖縄県で唯一海のない自治体。過疎化が進む地方にあって、珍しい人口急増地であり、人口密度も町としては上位。
⑥ノトロコ=北海道東部の湖。 かつては日本最大のアッケシソウ群落があった。網走刑務所に近く、高倉健ファンにはお馴染みの場所かも知れない。
⑦ノシロシ=秋田県にある市。 バスケットボールファンならば、能代工業高校でもお馴染み。日本書記に阿部比羅夫が『ぬしろ』上陸記載があるなど、東北では早くから大和化が進んでいた地域。銀河連邦のひとつ(ノシロ共和国)。
⑧ノシャップ=⑨の納沙布と混同されがちな、北海道北端に近い岬。なお、日本最北は宗谷岬である。
⑨ノサップ=北海道本土東端にある岬で、北方領土や小島を除けば、日本最東の地。8月平均気温は、高山を除けば日本最低気温。
⑩ノオガタ(ノウガタは誤りでした。すみません)=福岡県にある筑豊炭田の中心だった。直方の名前は、後醍醐天皇皇子・尊良(たかよし)親王がここに城を築き戦ったため、皇方(のうがた)からを由来としている。 黒田長政(官兵衛の長男・幼名松寿丸)とも関係が深い。