ところが、どこでどう変化したのか理解に苦しむが、日本では肥満体などを意味する言葉になってしまった。
考えられるのは、糖質や脂質の代謝異常が変化して、摂取過多や運動不足に関係付けられ、その結果として現れることのひとつである肥満と直結してしまった。 つまり、風が吹けば桶屋が儲かる理論が、メタボ=肥満体という日本語の発明される経緯だろうか。
しかし、医者までこんな言葉を使うようになってしまっている現実には、開いた口がふさがらない。
不思議である。
もっとも、民主党時代に発明された【放射能の除染】という言葉よりは、まだ救いがある。
【放射能の除染】という言葉には、2つの大きな意味不明部分がある。
ひとつは、この放射能って何だ?ということだ。
放射能という文字を見て分かるように、これは能力を意味する。
つまり、放射性物質でもなければ、放射線でもない。本来は、時間あたりの計算力とか読解力とかと同じような類いの能力なのだ。
だから、これを除染とかいうのは、なんだかさっぱり理解できない。
能力を除染する?悪魔の呪いを解くとかいう話の方が、まだ理解できる。
2つ目も除染に関係する。
仮に放射能と呼んでいるものが、放射性物質や放射線のことだとしよう。
化学物質、例えばサリンとかの除染なら分かりますよ。アルカリなどで分解して毒性を消すと考えればいい。
しかしだな、放射性物質にしろ放射線にしろ、どうやって消す、あるいは無毒化するの?
いわゆるバイ菌だとか、いわゆる毒物だとかと勘違いしてませんか?
石鹸で手を洗ったり、塩素配合剤でトイレ掃除をするようなこと、あるいは解毒剤を飲むようなことと、ごっちゃ混ぜにしていませんかねえ。
一部の詐欺師が主張するように、酵母だかなんらかの微生物だかで放射能だか放射性物質だかの除染ができるなら、私を刺した蚊は火星旅行に行って帰ってくることができます。蟻さんは、1時間足らずで無酸素エベレスト登頂が可能です。
焼き魚の焦げめをトンカチで叩いたらダイヤモンドができたという話の方が、微生物の除染とかよりは桁違いに現実味があり、私は信じてしまうでしょう。
しかし、この【放射能の除染】という言葉は、しっかり日本語になってしまいました。
私は、いまだに意味を理解できていませんが。

お花畑のピンクの頭。いや、ピンクのバナナ。