(前略)
というわけで、つい最近まで存在したのである。
10年前までくらいだから、今学生の人々あたりまでは知らないかも知れない。
また、ずっと日本にいて、日本の報道しか見ていない方々には無理かも知れない。
しかしながら、成人で少しでも本国に滞在し、街角を歩いた方々なら、あるいは井戸端会議に花を咲かせた方ならば、知らないはずはないのである。
たった10年前のことですから。
(中略)
こうした、過去の事実を論じた学者に限らず、酒場で米寿をこえ白寿に迫ろうかという老人にさえ、日本を称えることは許されない。 酔って日本時代を懐かしむ言葉を発したが故に、皆から撲殺されてしまった例もある。
事実を語る歴史学者学者たちは殴られ、土下座とともに自分の研究は間違っていたと謝罪・撤回を強要される。日本で事実に基づいた資料を提示したら、行方不明になる。あるいは、親の葬儀に出られぬよう入国を拒否される。
これらに微妙に関係するが、取材に基づいたドキュメンタリー記事を書いたマスコミが、数千人の暴徒に襲われ社内の機械まで破壊されてしまう事件もあった。それ以降、口をつぐむ当該国マスコミが増えていったことは容易に推察できる。
さらに今、日本時代を肯定的にとらえた発言などをした場合には、懲役10年、罰金5000万W(約500万円)などという法案を通そうという動きさえある。
こんな状況では、とても本音など語れないだろう。
わずか10年前まであったことさえ、口にすることなど恐くてできないに違いない。
良識ある方々はいるだろう。
しかし、それを許さない環境なのだ。
自分に嘘をついて生きる。
辛いだろうなと思う。
同時に、そうした嘘が常識である感覚を、私たちが理解することはなかなか難しい。
そんな風に考えないと、とんでもない勘違いをしてしまうだろう。
大半の日本人には理解できない、想像を超える世界が実際に存在する。
つまり、日本人の常識や理論で考えてはいけない世界が存在するのだ。
少なくとも、これだけは知っていなくてはなるまい。
日本にだけ住み、日本の報道だけを見、日本人的感覚の中だけで人生を歩んできてしまった場合には、たぶん理解することは無理だろうが。
私自身、現在の私の意見を持つような方を軽蔑してしまった時期もある。
が、最近やっと、その方の言わんとしていたことが分かりかけてきたところである。
★蛇足ですが
やっと朝日新聞さんもデジタル版で、韓国軍慰安婦の件を記事にしましたね。
テレビ放送に遅れること3日。他社大手新聞に遅れること2日。
さすがデジタル版。
更新スピードが抜群です。
光の速度の数値を、変えなければならないかもしれませんね。
というか、よんどころない社内事情によるものでしょう。
私の感覚でいう良識ある方々のご苦労。量り知れぬものがありそうです。
お疲れさまです。
大変だっぺなあ。
私には務まらない。
その点は感動申し上げます。