(現代語書き下し文にしたもの)
※参考;次田正幸訳
……………………………………………
然れども上古の時は、言(ことば)と意(こころ)と並朴(みなすなほ)にして、文を敷き句を構ふること、字に於きて即ち難し。已に訓によりて述べたるは、詞(ことば)心に逮ばす。 全く音を以ちて重ねたるは、事の趣更に長し。是をもちて今、或は一句の中に音訓を交へ用ゐ、或は一事の内に全く訓を以ちて録す。即ち辞理の見えかたきは、注を以ちて明らかにし、意況の解り易きは更に注せず。また姓(うぢ)に於きて日下を玖沙訶と謂ひ、名に於きて帯の字を多羅斯と謂ふ。かくの如きは、本のまま改めず。
昨日記事にしたコンフリー(ヒレハリソウ)

