宮家と千家が。
これは素晴らしい。
見方を変えると、天地開闢来の結婚。
いいんでないかい。
社会人に成り立ての頃、夏のボーナスを見込んで、大和・斑鳩~大山~出雲~熊野~伊勢という、当時の私にとってはかなりリッチな旅を組んだことがある。
当時は、歴史や神社に興味があったわけではなく、歴史音痴の私でも知っている場所を、とりあえず回ってみようというものだった。
大社まで行った時のことだ。
拝観料を出して中に入らせてもらおうとしたら、拒否された。
今はどうか知らないが、内庭に入れるのは出雲なんとか教と、某教だけだった。
が、ここで引き下がるわけにはいかない。
その受付みたいのと押し問答になる。
で、実は私の母が妊娠中に、ここの神様から私の名前を頂いたのだから、教徒ではないが深い関係がある。私の名前はこれこれであると言った。
受付は、奥に行きご老人を呼んできた。
よろしかろう。
そんなやり取りがあって、私は内庭から大社を見ることができた。
なお、母から聞いた夢の話は本当だが、それがオオナムチからからなのかどうかはわからない。これは私の作り話であった。 が、大社関連の方なら、私の名前がオオナムチに関与するものであると、その名前を見れば一目瞭然だったろう。
話を戻そう。
天家と雲家の、ここまで深い契りは、日本の歴史上なかったかも知れない。
興味深く、報道に接した。



