【STAP】再現性 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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なんらかの研究において重要なのは、まずは再現性だと思う。

極端な話をすれば、ある霊能力者と称する者にしかできない、見えないのなら、それは再現性がない。

つまり、科学とは言えまい。
もちろん、それにより自称霊能力者からなんらかの力をもらったと考えるのは心理学の分野であり、広い意味では科学の範疇にはなる。

ここでいう科学とは、狭い意味での科学。つまり、生物学や、化学、物理学の類いだ。


かつて、水の分解で核融合などという話題がマスコミを賑あわせたが、これを信じていた物理学者はほとんどいないだろう。
なぜなら、全く再現性がないからだ。
測定値は、誤差範囲内であることはほとんどの学者が考えており、おそらく茶の間以外では無視されていたろう。


しかしながら、今回は違っていた。
多くの第一線の学者が、最大限の賛美の言葉を述べた。


が、ここに来て嫌な話が出ているようだ。

いや、写真の話ではない。 それは些細な問題であり、本質に与える影響は少ない。

問題なのは、再現性が確認できないことだ。

これは残念なことである。

この種の研究において再現性を認められないことは、致命傷だ。



非常に素晴らしい内容だっただけに、実に残念である。