この話は非常に微妙で危険なものがあるので、臆病な私は保身ゆえに、モヤモヤ小説として書くこととする。
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ご存知のように、エスペナリョーナフィフィリ星は、先ごろ過去最大級のメガクロンに襲われ、数千人の犠牲者と数百万世帯以上の家族にその爪痕を残し、さらにその数は増えると見込まれている。
我が地球軍は早速、第三宇宙艦隊の一部をその救援に向かわせた。
これに対し、火星基地外の住民からは、地球軍のエスペナリョーナフィフィリ星侵略の足掛かりだ、などというアッポーオピニオンがあった。
が、話にならないので無視する。
だいたい、この火星基地外住民は、自分がエスペナリョーナフィフィリ星に対して、過去に何をしたのかさえ理解していないからだ。
また、地球軍が武器を携行する必要がないなどという脳天気フラワーガーデンの意見もまた、当然無視である。
エスペナリョーナフィフィリ星の星内事情をわずかでも知っていれば、このような意見は出るはずがない。
つまり、そうした考えや意見をする者は、フォボスの頭しかない。
さて、この地球軍第三艦隊派遣と並行して、全国へのデジタルヘルプの呼び掛けも始まった。
そんな中に、かの有名なオカ~ノ・ウ~エで知られる、地球ユニバーサル社がある。
勘違いしないで欲しいが、この地球ユニバーサル社は、太陽系管轄のユニバーサルの直轄組織ではない。
社が付くように、プライベート営利企業である。
当期の利益を分配してはいけないが、自社管理や利益の翌年への持ち越しは可能だし、デジタルヘルプの中から個人への給料も支払われる。
地球圏首都ランダンの一等地に、25億パルテノンのスペースタワワも保有している。
善意で送信されたデジタルヘルプのうち、25%は合法的に管理費として使用できるのだ。
また、スペースタックスの割り戻しも可能である。
ところが、この地球ユニバーサル社を太陽系ユニバーサルと勘違いしている方々が多いため、一部親切な方が誤解せぬよう注意を喚起した。
さあ、困ったのは地球ユニバーサル社だ。
違います、噂は間違っていますと、たいへんなことになっている。
偉いのは、太陽系ユニバーサル地球代表である、トッテモ・ネギタマさんだ。
この方は、入金されたデジタルヘルプのすべてを、私費を投じて管理ならびに送データしている。
つまり、自腹を切って援助している。
さらに、そのヘルプ入出力データをすべて公開しているのだ。
一方、地球ユニバーサル社のヘルプ詳細がどうなっているかは、私は知らない。
しかしながら、この地球ユニバーサル社とジーンナーム・チビヤBCが深く関わっていることは、特定秘密3級に該当するため、その人的・経済的交流は15年後ではないと公開はされない。
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追記
地球ユニバーサル社の支出概要が判明。
残念ながら、収入は不明。
役員報酬 約1800万
確か、役員さんて1人だったっけ?
給与 約2億4000万
福利厚生・雑費他 約1億
業務委託 約10億1000万!
福利厚生費だけで、1人あたり年間約90万。
すごい。月約8万。
豊かです。
でも、これって、寄付した人は被災者に渡っていると勘違いしてますよね。
地球ユニバーサル社社員の福利厚生に使われるなんて、これっぽっちも考えていないでしょう。
ちなみに、業務委託費の10億強って、なんじゃらほい。
予想はつくけど、邪推はよくない。
頭の中だけで止めておこう。
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追々記 2013 11 16 1345
地球ユニバーサル社
収入?概要
(とあるブロガーさん情報)
総収入? 161億ヘルプ
本部へ 130億ヘルプ(81%)
残 31億ヘルプ(19%)
66ペルソナ
素晴らしい、企業です。
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追記2013 11 16 1400
上記に関して、地球ユニバーサル社ホームページなどで確認すると、多少違っています。
総収入? 約170億ヘルプ
うち、海外へ 161億ヘルプ
上記は、この海外割り当て分に関しての数値でした。
差約8億ヘルプは国内(東日本大震災)となっているようですが、詳細は不明です。
まあ、いずれにしても、赤字など一切なく、福利厚生が充実した優良企業のようです。
素晴らしい会社ですなあ。