
日本のマスコミがどのあたりまで流しているかは知らないが、今年の韓国の夏。特に日本のお盆前後は暑さに喘ぐ一方で、身も凍るような震える夏を過ごした方も多いはずだ。
というのは、電力不足により大規模停電が起こる可能性が非常に高くなったために、急遽全国的な節電を行ったからだ。
公共機関などは3日間冷房禁止となったから、35℃近くになるところもあり、仕事にならぬと早仕舞いしたところもあった様子。
また、一部商店は入り口を開放したまま冷房を使用していたとのことで罰金刑にもとわれたらしい。
こうした韓国の電力不足の背景には、政府が家庭用、産業用ともに安価な電気を提供していたことが挙げられるだろう。
電気料金が安いことは良いことだが、これにより幾多の工場などが林立、また家庭用電化製品消費も急上昇してしまった。
財閥系産業には嬉しく、また一見庶民にも素晴らしいことに見えた。
が、安すぎる電気料金の穴埋めの為に、国自体が弱体化した。いや、そればかりではない。
消費電力の急上昇に、発電所が不足してしまったのだ。
今回はギリギリで大規模停電は免れたが、9月に再度危機を迎える。
その頃は今ほどは暑くはないだろうが、電気担当部署は、大規模停電の悪夢にうなされながら、凍るような面持ちでの長い夜を過ごさなければなるまい。
韓国は今、暑く凍える夏を迎えている。
それは、9月いっぱい続くだろう。
が、来年の1、2月には、それこそ冷たい冬が口を開けて待っている。
反日とか騒いでいる場合ではないのだ。
いや、そうすることで、いっそう寒い冬になっては困るから、半島の日本パッシングは微妙な色合いになってきた。
民主党時代のように、何百億も、何千億も、災害復興を脇おいて、ホイサッサとはスワップなどしないだろうから。
さっぱり理解できないのが、こうした電力の問題も【外部勢力】(東亜日報)のせいだとしていることだ。
国内の電力に関して邪魔をする【外部勢力】とは何ぞや?
私の頭では理解できない。