【半分実話】真夏のエクスタシー | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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これはとあるブロガーさんの経験した、暑い夏のエクスタシー物語である。

多少誇張はあるが、ほぼ事実に近い。




ただし、主人公は女性だが、ここでは男性にしてある。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
男の全身に汗が吹き出していた。


男はゆっくりと、みどり髪が萌えるようななだらかな丘を眺め、フーッと満足気に息を吐く。胸の高鳴りが聞こえてきそうだ。

と、なんとしたことか。
男は短い髪のようなものを舐めるかのように膝をおろし、じっと眺め始めたではないか。
初めてそれを見るような真剣な目。
首筋から、ポタリと汗が落ちた。



まだ、見つめている。
それを摘まんで、その感触さえ楽しんでいるようだ。

と、男は向きを変え、反対側に周って、また唇が若草に触れるようにして、またうっとりと眺めている。
息遣いが荒い。

が、その目は、その先にある溝穴に、これ以上にない愛おしさを感じているようにも見えた。



「フムッ」

男は音にならない声をあげた。


軽い悲鳴にも似た硬い短い音がした。

いや、その音は少し余韻を残して、こだまするようにも思えた。


「オーッ」


男の顔が紅潮する。
視界が白くなった。

男は全身で喜びを表した。

エクスタシー。
まさに、エクスタシー。


男は、喜びに長い棒のようなものを撫でている。







「やったあー!初ボギー」


男は誇らしげに、スコアカードに4と書いた。




おわり