似て非なるもの | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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世の中には、名前や外見だけを見ると似ているが、大きく異なるもので溢れかえっている。

自由民主党と民主党。
中華人民共和国と中華民国(台湾)。


協業と虚業。

あと少し突っ込んだところでは、予言と預言。

バーチャルとパーシャル。
手動ベントと手弁当。

放射線と放射能。
あるいは、放射性物質と放射能。
ベクレルとベクトル、ドクトル、ベードル。
シーベルトとシートベルト、シーボルト、フンボルト、ナット&ボルト、トラボルト?



そして、間違うことはないと思うが、近縁のこれを間違うと、大変なことになる。



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これは、テングタケ科のタマゴタケ。
かなり美味しいらしいが、私は写真を撮るだけにした。
しかし、なんとまあ、鮮やかな姿であることか。

成長すると、こんな風になる。


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これによく似た、ベニテングタケという毒キノコがある。




このタマゴタケと兄弟関係にあるのが、これ。


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テングタケだ。


が、これを誤って口にしたら、腹痛、嘔吐程度ではすまない。
幻覚が現れたりし、脳がパニックに陥り気を失う。
ベニテングタケは、色も似ているから要注意だ。


さらに、写真はないが白いやつを口にしたなら、閻魔様との面談が待っている。

野生のキノコの99%は食べられないと考えた方が無難だし、おそらくオーバーな話ではあるまい。

私たちの先祖の幾多の犠牲の上に、私たちは食べられるキノコと毒キノコを判別できるようになってきた。



ところで、私の小学生の時の仕事&遊びは、山菜やらキノコ採りだった。

今考えると信じられないが、それで我が家で食中毒などを起こしたことは1度もない(祖母が取ってきた山菜で1回あたったが、私は比較的症状が軽かった)。

もう、今の私には、とても野生キノコを判別できない。

子どもなのに、よく判別できていたなあ、と我ながら関心する。
たぶん当時は、今は忘れてしまった、匂いや肌触りでも安全か危険かを見極めていたのだろう。

このように、機械文明の発展と反比例して、退化してしまったものがたくさんあるのではなかろうか。


それは、キノコの判別能力のような、本能的なものだけではないだろう。











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タイ・バンコク(クルンテープ)。エメラルド寺院の裏の空き地で、雨ざらしになっていた彫り物。
金ピカの像よりは、私にはこれの方が印象深かった。




昨日は、72節のひとつ半夏生。


その頃に咲くことからついた名前が、ハンゲショウ。
ずばり、そのままだ。

今年は多くの花が、昨年より半月くらい早めに開花したが、このハンゲショウはしっかり暦を守ってフライングをしていない。
ということは、ハンゲショウは気温変化で花を咲かせるのではなく、菊などと同じように、太陽の光に合わせて開花する仕組みがあるに違いない。




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ハンゲショウ。
白い花びらに見えるものは、開花間近に白くなる葉!
ドクダミに近い植物だ。

ちなみに、ドクダミの白いやつも、植物学的には花びらではない。






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