
私は食べていない派
スイカと言ったら、今“暴動”という名前で報道されている、ウイグルなどの西域が思い浮かぶ。
ホータン、楼爛。
このあたりの人々は碧眼人と呼ばれ、あきらかにモンゴロイドとは異なる。
金髪の美少女たちも多い。
水分をたっぷり含み、球形で表面積を極小にし水分蒸発を限界まで抑えたスイカは、サボテン同様乾燥地帯の生まれだ。
確か、ウイグルから西アジアあたりの乾燥域が原産地だった気がする(さらにそのご先祖様は、アフリカの乾燥地帯らしい)。
スイカの場合は聞いた記憶がないが、あまりに生産量が増えたりすると、農家では豊作貧乏というものになる場合がある。
これは、あまり採れすぎて価格が下落し、売っても元を取れないばかりか赤字になることを意味する。
最近では、群馬や長野の高原野菜(キャベツやレタス)の例がある。
それほど大規模ではなく、またニュースにはならなくとも、最近はほとんど毎年、田舎ではこんな光景を目にする。
田舎者の私でさえ、もったいないなあと感じる。
生産者の方は、泣きたい気持ちに違いない。

捨てられた大根の山

一面のネギ。
異臭を放っている。
また、戦後日本では盛んに除草剤を使用した。
このため、昔ならごくありふれたこんな植物も、準絶滅危惧種に指定されてしまった。
ききんの時は、その実を食べたともいう。
ミクリ(実栗)。
高さ2mにもなる草で、私自身小学生か中学生以来の再会である。
都会の方は、見たことも聞いたこともないかも知れない。

雄花

雌花

実。確かに栗に似ている。
このミクリは、大国主の時代から薬用品として知られていた、ガマ(因幡の素兎→稲葉の白兎を介抱するために使用)とは近縁だ。

ガマ。
あと1ヶ月もすると、屋台で売っているホットドッグとそっくりになる。

ガマ 。
昨年8月中旬撮影。
現在の国内農作物でさえ、多少生産量が増加しただけで、最初に記したようになる。
これが、大量に海外から入ってきたなら……。
リンゴ、ミカン、モモ、ナシ、イチゴなど、ごく一握りの農作物は大きな影響がないだろう。
しかし、野菜はどうなるだろうか。
既に、沢庵などの多くが海外産だ。
また、知っている方もいるだろうが、表示が国内産とあっても、国内で加工や梱包だけをしたものもあり、原材料が日本産とは限らない。