今朝は2猫分の皿がきれいになっており、ほっと一安心。
と、私が昼にもいることを聞きつけたらしく、またご訪問あそばされた。
ひどく血合いがお気に召されたご様子にて、おひと猫様にて2猫分をお召し上がりなされたばかりか、まだ欲しいとのテレパシー。
が、いざ置きますと知らぬふり。
ふむ、ふむ、分かった。
消えまする。
しばらくして皿を見ると、きれいになくなっていた。
さて、夕方。
さすがにあれだけお召し上がりになったから来ないのか、と思っていた。
と、今しがた、9時近くなり窓に揺れる影。
ずいぶんと食が進まれるようだ。
そろそろ外僕たる私にも慣れていただいたかと思い、ゆっくりと鼻先に持っていこうとした。
「無礼者!」
とばかり、またやられちゃいました。
かようなお姿でも、なかなかのお力。噂に聞く天竺の先にいる獅子やらの力のいかばかりか。
小生の思い上がりにて、今日も大手玉をいただいてしまった。
が、かような野生が嬉しくも感じられたのであった。
できれば、上にさぶらふ御猫様には、ずっとかような野生を保たれることを願った夜である。
しっかし、あとちいと爪は切られた方がよろしいかとも思った。
いや、それこそ余計なおせっかいやもしれぬ。
巳年水無月晦日前
朝臣島爺之助記す