
私は刺された派
蚊と言ったら、蚊取り線香。その昔なら蚊帳という情緒風情あふれるものがあった。
今でも網戸は、家に張り巡らした蚊帳とも考えられる。
カヤと言ったら、カヤツリグサですよね。
えっ?知らない。
知らなくても、話を進めよう。
で、カヤツリグサと言ったらこれだ!

そう。皆さんもよくご存知のカミガヤツリ。
えっ?知らない。
いや、そんなはずはない。義務教育では、社会・歴史で必ず出てくる。
じゃあ、あと少し離れて見れば、あっ、あれか、となるはず。

ほら、もう分かりましたよね。髪の毛ボサボサのまま登校してきた君みたいなやつ。
はっ?
全然分からない!
おかしい。
ちみたちは、学校で四大文明とかやらなかったの?
えっ?今は五大文明?
とにかくだ。
エジプト文明って習わなかったのかい?
ほーら、習ってるじゃないか。
だったら、カミガヤツリは必ず出てきたはず。
はあ?
絶対に習わなかった?
いいか、大サービスでもう一回、今度は全体が分かるやつだ。

ねっ。思い出したよね。
あらっ?
そうか。教科書じゃあパピルスって教えるだけで、どんな植物かは教えなかったのか。
納得。
★古エジプト語で葦は、イシ、アシに近い発音だった時代がある。
日本神話において、葦は生命の源、地の始まりを象徴する。
日本は豊葦原(とよあしはら)であり、大国主の名前のひとつに【葦原しこを】というものがある。

カミガヤツリ(パピルス)の芽生え。槍のような形をしている。