
おっ!
久々に一発で答えられる質問が出た。
もちろん答えは『腹の虫』である。
私の予想では、97.3%の人は『腹の虫』と答えるに違いない。
残りは『かんの虫』か『シャッキン虫』または、『ゼンゼン虫』のはず。
久々に正確が書けた。こんなことは珍しい。
ということで、強引に『知ってるのに知らない』珍しい植物の話にもっていこう。
『知ってるのに知らない』という日本語は文法的におかしいが、ある見方をすれば分かってもらえるだろう。
例えば、ジャガイモというものはほとんどの人が知っているだろう。
しかし、その実を知っている人は少ないだろうし、実物を見た人は、それこそ少ないだろう。
『知っているのに知らない』とは、こんな意味である。
なお、かく言う私も、ジャガイモの実は写真でしか見たことがない。
ではいきますか。
まず、この花は何の花?

沖縄辺りの人には簡単でも、関東あたりの人には難しいはず。
はい。答えはこれ。

ちなみに、パイナップルの仲間の多くは、自分の体の中央に池を作り、この中で花を咲かせます。こちらは園芸店などで見た人もいるでしょう。

さて、これは何?

ちょっと意地悪でした。
実はこれ、去年咲いた花です。大変珍しいために、長さ5、6mになる花のついた茎をまだ保管しているのです。

リュウゼツラン(龍舌蘭)といって、博物館やら大きい公園に植えられていることもある、アロエのお化けみたいな植物。
なんでも数十年に一度しか咲かないとか。
数十年に一度咲くと言ったら、タケの花。
50代以上の方なら見ている可能性がありますが、それ以下の年齢だとほとんどの方が見ていないと考えられます。
残念ながら、今タケの花の写真はありませんが、同じつくりのササの花を掲載します。2、3年前から目立ちはじめ、今年はかなり広がっています。

つくりはさすがにイネ科。イネやムギにそっくりです。

つくりと言えば、最近よく見るクレマチス。
これと似たつくりに見えるのが、トケイソウ。
トケイソウ(時計草)は、名前の如くずいぶんと細かい表示版になっています。
しかし、今や時計はデジタル時代。トケイソウと言われてもピンとこない人もいるかも知れません。

なお、熱帯の花の代表にハイビスカスがありますが、多くの方にとってハイビスカスのイメージは、こんな花ではないでしょうか。

私はそうです。
が、ハイビスカスにも変わりものがいました。
なんと八重咲き、いや三段咲きのハイビスカスです。

今回の最後は、マニアックなもの。
この花が何の花かが分かった人は、かなりの田舎者か博識な方でしょう。

分かりましたか?
すみません。
これ花じゃあないんです。
今回のネタにも関係するやつ。
はい。虫の家でした。
しかし、外見はなかなかきれいです。
中は……。
あとは、ご想像におまかせします。