
趣味ですか?
そりゃあんた、妄想術でんがな。
世界中どころか、椅子噛んだ流にだって一瞬で行けますから。
そんな私がチンガポールから珍しい花をご紹介。
チンガポールは今乾期。
とは言っても、毎日定期的に水道水の雨が降りますから、こんなジャングルになっています。

結界を出ますと、もう秋なんでしょうか。コオロギが鳴き方練習をはじめようとしています。

さて、今日はこのチンガポールに珍しい花が咲きましたので、ご紹介します。
それはサトイモの仲間です。
とは言っても、もし花を見なかったら、私はヤシの仲間と勘違いするところでした。
と言うのは、サトイモの仲間はだいたいこんなやつ。
日本では、アンスリウムなんて呼んでいますよね。

アンスリウムの一種
これは背丈が5、60cmくらい。芋煮に使うサトイモはかなり大きくなりますが、それでもせいぜい1m程度でしょう。
が、なんとこれからご紹介するサトイモの仲間は、背丈4m。花は地上から2m以上のところに、ザゼンソウ(あるいはミズバショウ)のような花を付けます。
実に奇妙な光景です。
その名前も、モンステラ デリシオーサ。
モンステラって、モンスターのことか?
観葉植物としても知られていますが、偽物も多いようです。

モンステラ デリシオーサ
太い花茎にザゼンソウ風の花をつける。

花がなかったなら、ヤシなどの仲間に見えるほど巨大。
世の中、不思議でいっぱいだ。
★チンガポールの所在地
千葉県市川市観賞植物園