
テクマクマヤコン
→手管巻魔耶昏
あるブロガーさんが、家族がネズミの被害にあわれた記事を書かれていた。
また、私が信じない世界の言葉ではあるが、確かにそれにふさわしいと勝手に思っている、私のピョンピョンだかソウルだかのスクールメイトみたいな名前の元お嬢様は、ゴキカブリ様の潔癖さを記事にしていた。
双方とも、私にとっては饅頭怖いの話なので、私の見方を書いておきたい。
ネズミというものを飼うことにしよう。
計算が面倒だから、このネズミは日に20匹の子を産み半数はメスで、翌日にはやはり20匹の子を産み、やはり半数がメスとなり、これが続くと考える。
また、ネズミは1日に100グラムの米を食べるとしよう。
まず、1日目はオス、メス2匹のネズミが食べる米は200グラムである。
2日目には、子の20匹と合わせて22匹。だから、米を2200グラム食べることになる。
1日目と合わせて、2400グラム。つまり2.4キログラムだ。
さあ、3日目。
これは計算が少し難しい。
子ネズミ20匹のうち半数の10匹のメスが、各々20匹の子を生むから、孫ネズミは計200匹となる。
さらに親ネズミも20匹の子を産む。
とするとネズミの数は、
親 2匹
子 20匹
孫 200匹
新たな子 20匹
計 242匹
ということは、3日目に食べられる米は、24200グラム。 ありゃ。約24キログラム。小学生の体重くらいになる。
さて、4日目。
ああ、計算が面倒だぞ。
孫200匹のうち100匹のメスが、各々20匹のひ孫を産む。だから、ひ孫計2000匹。
さらに子20匹のうち10匹のメスが、20匹の孫を産む。親も新たに20匹の子を産む。
とすると、
新たに産まれてきたネズミは、
ひ孫 2000匹
孫 200匹
子 20匹
新たに産まれたネズミ計
2220匹。
前日と合わせて、
2462匹。
ということは、食べる米は、246200グラム。
約246キログラムだ。
重さとしては、大人 4人くらいかな。
計算ミスがあるかも知れないが、だいたいこんな風に増えていき、10日目ぐらいには、おそらく地球上の米全部をかき集めても足りなくなる。
これがネズミの話だ。
次はゴキカブリ、つまりゴキちゃんの話。
よく知られている話に、豚はきれい好きというのがある。
ゴキカブリも結構きれい好きだろう。
そうでなければ、あのように光輝く黒光りする羽やら身体ではいられまい。
ただ、人間がやたらとゴミを作るからきれい好きのゴキカブリは、その掃除をしている。
なんと、無給で作業にあたってくれている。しかも、週休0。つまり年中、人間の出したゴミを毎日ボランティアで片付けてくれている。
本来なら、人にとり有益な動物として表彰されてもおかしくはないのだが、あまりに目立つ行為にスタンドプレーと見なされ、逆に冷遇を受けている。
なお、人間は何億か何兆かは分からないが、とにかくとんでもない数の菌と、仲睦ましく一生同棲生活をしている。
いや、人の場合、胃腸だけではなく顔などの皮膚にも、虫を飼っている場合が比較的多い。
ただ、本人が知らないだけである。