妄想教副代表としての妄想 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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なぜ注水が減っているのか?

これは減っているのではない。
減らしているのである。
減らさざるをえない事情があるのである。

日本でしか通じない除染とか言われている作業にも関係する。

専門的な話になると難しいし、私自身が理解していないから、さらっとまとめよう。

とは言うものの、どうしても聞き慣れない言葉が出てくるだろう。

もし知りたい方は、だいたいの意味ならWikipediaでも分かるだろうから、そちらを見てほしい。
Wikipediaはインターネット辞書としてはかなり優秀で、半分近くは正しいように思っている。









除染、除染と言っているが、放射性物質の除染は私たちの住んでいる宇宙では無理、少なくとも地球上では不可能なことだ。

そのために、反応炉を冷やしている水はたくさんの放射性物質を含んでいる。
これを小さな砂つぶみたいものを通して循環させている。この砂つぶみたいなものは比較的放射性物質をくっ付ける。

逆に言えば、放射性物質が濃縮されていく。

濃縮された放射性物質は、周りに高い放射線を発している。
このため、ある一定の値まで濃縮されたら交換しなくてはならない。
この砂つぶの入った管はたいへん危険だから、非常に長い間特殊な保管をしなければならない。

また、交換と言ってもこれは簡単ではない。理想的には冷却水が止まることのないように砂つぶ入りの管を交換する必要がある。

また、この砂つぶみたいものは、そう簡単に作ることができるものではない。 また、ものによっては吸着能力に大きな差がある。
なぜなら、これら砂つぶはいわば試作品であり、正確な能力は生産会社も分からない。
いわばぶっつけ本番なのだ。


というのは、何度も述べているように、我々の宇宙では放射性物質の除染は不可能だから、一旦テストしたなら、もうそれは危険物として超長期保管する以外に手はないからだ。



現在の状況では、砂つぶ供給会社の補償値をオーバーしそうであること、すぐには交換砂つぶが入らないこと。


これが、注水減少の真相である。






と、妄想教信者は強く思うのです。




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