
砂漠では地下に町を造り、極地では氷の家を造る。
動物たる人間は、元来なかなかしぶといのだ。
そんな人の生きる知恵が、ここ越中砺波にも見ることができる。
家々が塊って街を造らない。これも立派な生きるための知恵だ。 もしもに備えて、家同士をくっつけない。北陸は寒い印象があるが、それは世界屈指の雪国を考えているからだ。
北アルプスを背後に控えた越中は、フェーン現象による低湿度高温になりやすい。 だから、火事も起きやすいし、なかなか消火に苦労する。
そういうわけで、家々を離して建てるわけだ。決して人との付き合いが嫌いなわけではない。 私の友人にも富山中部の人が何人かいるが、少なくとも私の知り合いはみな人付き合いが上手だし、好感がもてる。
って、単なる私の贔屓目ですかな。
ところで、越中褌というものがあるが、あれは蛇、鰐(和邇=王仁)信仰に関係するんだろうな。
まあ、女性の場合は愛ちゃん褌よりは、剃ィ刀ルに似たやつが好きですがね。
でも一番美しいのは、昔ならNo.5、今ならポイゾンかブラックパヒュームを着た姿です。
少なくとも、私にとっては。
ただし、多少制限というか条件はありまするが。
ところで、富山と言ったら蜃気楼である。
この主が大ハマグリというのが良い。
富山湾からは、高層建築立ち並ぶの北が見えるらしい。
まさに蜃気楼である。