
私は受け止める派
それはいつのことだ?
1125 、約3分前です。
すぐに大統領をアラモへ。
はい、将軍。
いや、待て。
あと1時間もない。間に合わんだろう。
それより、デンバーの例の子どもたちだ!
はい。閣下。
すでに手配済です。
あと20分でDエリアに到着。30分以内にシェルターに入れます。
そうか。
彼らに我ら人類の未来を託そう。
新たなるアダムとイブたちに。
はい。
3メートルの鉛の壁が、太陽放射線から守ってくれることを祈って。
おい。
あれを開けろ。
昔フランス大統領からもらったやつ。
枯草と獣の匂いの混じった赤い液体が皆に渡った。
乾杯!
我らが新たな未来に。
我らが安らかな眠りに。
重く芳醇なメドックが、喉の中で聖歌を歌っている。

ラグランジェ点にある衛星トロヤが、8000ヘルツの発信音を最後に、その役目を終えた。