それは、華々しく宇宙に飛び立った日本人宇宙飛行士の話題である。
今彼は厚い鉛の壁の中で、それらが通りすぎるのを待っている。
しかし、なぜそうせざるを得なくなったかは、詳しくは教えてはならない。
裏方に叱られるからだ。
あと1日くらいは、別の話題を作り、国民の目からそれを遠ざけさせなければならない。
そうしないと、世界遺産に推薦したあたりに作るものに味噌がつく。
国民には、このあたりを知られてはならない。
常に安定した供給源であるとの幻想をいだかせておかねばならない。
しかし、困った。
あと1両日、どんなビックニュースを作ろうか。