これも仁和寺の話なり。
あらっ。失礼。先ほどまで読んでいた、宇治拾遺風になってしまいました。
さて、題名を読んだだけで目の少し上あたりを撫でた人。はい。あなたの予想は正しいです。
長いお付き合いのブロガーさんならお分かりの、少し外れた話です。しかし、標題に嘘、偽りはございません。
その1
30年くらい前には、箸が転げてもおかしかったであろう、今や立派な体格の元お嬢様軍団が見えたのです。
私の悪い予感が的中しました。
その東武スカイツリーが立ったであろう軍団は、真っ直ぐ前を見てのしのしと歩いて来るのです。
あっ!危ない。
娘たちの命が!
私は焦りました。
もう恥も外聞もありません。女性がその3.78秒前に上げるであろうような、2788ヘルツの声(石田あゆみさんのような、356ヘルツなどの例外あり)を出し、スライディングよろしくその行く手を遮りました。
女御、更衣にあらせられては、急に現れた不審老人をよけながら、ちらっと後ろを振り返りながらおっしゃいました。
「草みたいよ」
ふう。
我が娘は、無事踏まれずにすんだのです。

★参考文献
ATH映画と音響効果(1988)
周波数とアドレナリン濃度(1984)
いずれも、しま爺生理学研究所出版
その2
雨あがりの林。
これはどんなに暑くとも長袖、長めの靴下が基本。
しかし、暑さに負けて、ついつい半袖で出かけました。
と、おっ!
なんと、林の中に金色に光るものがあるではないですか。
おお、これが噂に聞くゴールデンムーンストーンに違いない。
やったね。あの美魔女がべ親方に、1兆円くらいで売れば、明日の昼飯は牛丼に味噌汁をつけられるかも知れない。いや、ひょっとしたらサラダも頼めるぞ、とウキウキしながらそれに近づきました。
うーん。残念。
ゴールデンムーンストーンではなかった。
明日の昼飯は、おかかおにぎりにしよう。
しかし、珍しいキノコだ。せめて写真に納めておこうと、腹這いになり携帯電話のカメラを近づけます。
明るい林の中とはいえ、やはり光量が足りないらしく、なかなかピント合わせに苦労します。
と、四方八方から、「献血にご協力を!」と藪蚊様がどっと押し掛けます。
なんと彼らは、私の了解も得ずに勝手に血を吸い取っていくではありませんか。
まあ、これも人助け、いや蚊助けと諦めたのでした。

お口直しに、今日見た美少女たち。


