最近の日本人が知らない味 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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ダイエットとかいうのには興味がないのです。というか、ダイエットという意味がよくわからないというのが正しいかも知れません。

はい。ネタに関しては、これでおしまい。

で、早速記事の標題にした、最近の日本人があまり知らない味について考えていきましょう。

まずその代表は、片栗粉です。
戦前生まれの方ならいざ知らず、最近の日本人はまず味わったことがないはずです。かく言う私も知りません。

というのは、現在日本で商品名『片栗粉』で売られているものの原料に、片栗粉は1%どころか全く入っていません。商品名『片栗粉』の原料は大部分がジャガイモかサツマイモでしょう。








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片栗粉ほどではないにしろ、かなり味わうことが難しくなってきたのが葛粉です。
奈良県など近畿地方ではまだ少し生産をしているようですが、一般に売られている『葛粉』『葛もち』も片栗粉同様、だいたいがジャガイモなどから作られたものです。


これらはよく知られていますが、意外なものが多くの日本人にとっては味がよくわかりません。
その代表はなんと言っても米で作られた酒、つまり日本酒です。
『純米酒』とか『純米吟醸酒』とかの名前が入っていない現在作られている『清酒』は、ほぼ100%ジャガイモアルコールなどが一部混ぜられています。


その酒の肴にもなることが多い、シシャモもまた滅多に口に入りません。スーパーや飲み屋にあるシシャモは、だいたいが輸入もので本物のシシャモとはずいぶん味が違うようです。 さらに、その小さい魚のお腹にぎっしりと卵が詰まっています。が、あれもまた加工品が大部分でしょう。

ちなみに、シシャモは世界中で北海道のごく一部にしか棲んでいません。


なお、江戸前寿司は私は食べた記憶がありません。

もし本物の江戸前寿司を食べようとしたなら、福澤さん1枚では足りない気がします。


ちなみに、寿司に欠かせない浅草のりや国産材料のみで作られた醤油も、最近口にしたかどうか自信がありません。


日本人は、日本の味を知らなくなっています。


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500年後に日本を代表する野草になるであろう、ムギセンノウ。