タイムマシンの利用例(かなり難) | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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タイムマシンと言っても、人が乗れる機械ではないですよ。
幸か不幸か、人類には人類が乗れるタイムマシンをつくることは99.99……(9を1万個以上つなげる)……99%不可能であるのだなあ。

ですから、これから話すタイムマシンとはSFに出てくるようなものではないのでおじゃる。

もっともっと微小、電子とか素粒子とかいうレベルの話ですから、興味のない人はスルーすべきかなあ。





ある物体のスピードが高速に近づけば近づくほど、その物質の寿命が伸びたように見えますが、これとはまた違った話です。



光のスリット実験というものがあります。

難しくなりそうなので、これも屋根から飛び降りる猫の話同様、例え話にしてみます。



今ここにテニスボールが【1個】あったとします。

10メートル先には壁があります。

ここでテニスボールを壁に向かって投げると、ボールは【1個】だけ壁に当たります。

まあ、これは常識ですよね。

しかしですよ。
もし、投げたボールが壁に当たるとき【2個以上】になったとしたら、どう考えたらよいでしょうか。

そんなバカな。
あり得ない話だ。


まあ、普通はそう考えますよね。

もし2個以上だという人がいたら、それは乱視のせいだとなることでしょう。




しかし、原子だの電子だのといった世界では、現実にこんな不思議なことが起きるのです。

それも、ごく簡単な実験(たぶん高校の実験レベル)で確認することができます。



具体的にはこんな感じです。

テニスボールを投げる人と壁の間に、もうひとつ壁を作り、この壁に2つの穴を空けます。

ボールを投げてその穴のある壁の後の壁に当てるには、ボールは手前の壁の穴のどちらか一方を通り抜けなければなりません。


さあ、ここからが不思議なところです。

ボールを手前の壁の穴に向かって投げると、ボールは両方の穴を通り抜けて、奥にある壁にぶつかります。

な、バカな。

そうおっしゃるのはごもっとも。

しかし、今の人間の知識では、そう考えざるを得ない結果がでます。


さあ、これをどう考えたらよいでしょうか。



ある考えはこうです。

ボールが2つになったのではなく、ボールは時間をずらして片方は右側の、片方は左側の穴を通ったのだとなります。



これを応用すると、無限大の演算能力、メモリーを持つコンピュータができるでしょう。


しかし、結果を見ただけでは事実は分かりません。


私たちは自然界の不思議の、ごくごく一部を知っているだけなのですから。



かと言って、魂の5次元だか6次元だかとかいうのは、【文学的表現】としては認められますが、全く科学的表現でも宗教的表現でもないでしょう。

いわゆる宗教のようなもの、マンガの宇宙人や海底人のようなものでしょうね。




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