皆には昼飯食べたら帰れの指令があったようだが、耳が遠くなってしまい聞こえず、ついついトイレ掃除に励んでいたのである。
それでも、明るいうちに家に着く。
いやあ、こんなこと何年ぶりだろう。
誰もいない家のドアノブが、少しばかり冷たい。
片栗粉で知られるカタクリ(ただし、現在の日本には、片栗粉はほとんど無い。あったなら100グラム1万円くらいするだろう)。

まだ、ほとんど咲いていない。
丘全体が紫に染まるのは、来週か再来週のようだ。

今日の風で飛ばされなければよいが。

ヤシオツツジは、なかなか品のある色合いの花をつける。

しかし、それよりも私が好きなのは、その蕾とガクの色だ。
私は金色は好きではない。
しかし、ヤシオツツジの深い紫を包むくすんだ金色は好きである。
大変気品を感じる。

こんな風になりたいとは思わないが、すごいなとは思う。
先週紹介したサンシュユは、そろそろ花の時期を終える。
