はい。
またまたほとんど読み逃げしてしまう、こちらは社会派ブロガーさんの記事を読んで思いついたことを書いていきます。
帰宅途中に冷えた身体を暖めながらの記事でして、それなりの裏を取らずに書きますから、多少不正確な部分や間違いがあるかも知れません。
言い訳ですが、よろしく。
さて、そのブロガーは不安ビジネスについて書かれていました。
保険などに限らず、多くのビジネスは不安ビジネスに繋がります。
例えば、テレビ、新聞がないと世間の流れについていけなくなるのではないだろうかとか、塾に入らないと落ちこぼれてしいい?学校に入れなくなるのではないだろうかとかいった類です。
これらの一部は一種の催眠術です。
実はテレビ、新聞がなかった方が正しい知識が身についたり、塾に行かない方が豊かな経験ができたりする場合もあるからです。
ただ、残念ながら日本人はどちらかというと右へならえが善という感覚が強いですから、なかなか一人世間様がやっていること、持っているものがないと、なんとはなしに不安になり、また、肩身が狭い思いをしたりするわけです。
これから、最近になって発展した不安ビジネスのひとつについて、比喩を交えて考えてみようと思います。
これは私には全く関係が無いような気もしますが、見方を変えると極めて密接な関係にもあると言えることですので、いささか気が咎めるところもあり、かなり難しい比喩ですが、見方によりなんのことかすぐ分かる比喩でもあるでしょう。
ずいぶん長い前置きになりました。 グダグダ言わず、では始めますか。
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ある地方の村々には、いろんな危険な動物がいるということにします。
それは毒蜘蛛だったり、蜂だったり、毒蛇だったり、あるいは毒毛虫だったりします。
さらに、蛇と言っても青大将もいればコブラもいます。蜂にしても蜜蜂からスズメ蜂まで様々です。
さて、ここである村と隣の村のどちらが危険かということを聞かれたら、あなたはなんと答えますか?
普通は、あっちの村にはなんとかという毒蜘蛛がうようよいるが毒蛇は少ない。しかし、こっちの村は蜘蛛や蜂はいないが毒蛇がいっぱいだ、とか言うでしょう。
しかし、この蛇やら蜘蛛やら蜂やらのことを全く知らないが、毛虫については知ってるいる人には、どう説明しますか?
で、偉い人が考えました。
いや、ある程度は経験からきたものですから、全く信用できないというわけではありませんが、非常に不正確なものです。
例えば、こんな風です。
蛇は毒毛虫の20倍危険だ。
蜂はまあ、毛虫と同じくらいだろう。
蜘蛛は2倍から10倍くらいにするか。
まあ、毛虫と言ってもいろいろあるし、蛇にしたって様々だが、まっ、いいか。
さて、ここでもう1つ大きな問題があります。
毛虫を基準にしようとしても、毛虫がだんごになっていたりするとだいたいの数しか分かりません。
また、蜂は飛び回っていたりしますから、もともと数えるのに苦労します。
さらに数える人は時々居眠りをしたりします。
だから、数自体エイヤーの数です。
基準にする毛虫はできるだけ分かりやすいものとします。というのは、毛虫がすぐに蝶に化けるヤツは面倒だからです。
また、ここには、マラリアを移す蚊もいるのですか、数えるのが面倒だから無視します。
ペストを移すネズミもいますが、いないことにします。
考え方によっては、無視された動物の方がはるかに危険ですが、とにかく面倒だから無視します。
それで、村の危険を表す場合に、蛇が20倍の危険度なんていうのも、やっぱり計算がややこしくなりますから、無視します。
結局、毛虫のなかの1種類だけ数えて、あっちよりこっちの村が安全だ、ということにします。
どうですか。
すごく納得のいく話でしょ。