
アイスと言ったなら、普通は夏である。
最近の俳句なら、アイスやかき氷は夏の季語になっている。
しかし、最近は暖房器具の普及で、冬にアイスも奇異な話ではないだろう。
常夏の国のクリスマス前後には、ガンガン冷やして冬気分を味あわせながら、熱い鍋を突っつかせてくれる店もある。まあ、それに似たものだろうか。
こうした、冬のアイス、常夏の国での鍋物は、相反するイメージだ。
相反するといえば、補色関係というものがある。
絵の具やペンキでいうなら、混ぜ合わせて黒になる色同士だ。
例えば赤と青緑、紫と黄色のような関係である。
この色を組み合わせた服装をして様になるなら、かなりの人だろう。絵の世界でも、この組み合わせを使いこなことができたらマティス級だ。
ところが、自然は偉大である。人にはなかなか扱えないこんな色同士を、さりげなく使いこなしている。
やはり、自然には勝てない。




おまけ
古代を感じさせる紫と黄。

