
あるブロガーさんの記事で、児玉龍彦氏が国会(衆議院厚生労働委員会)で意見する場面の映像を見た。
これが、テレビで流れていたのかどうかは知らない。
しかし、本当の怒りを見た気がした。
特に、意見最後の2秒は、昨年見たどんなものより感動した。
こうした学者が、マスコミに出ることは、極めて難しいのだろう。
怒りを見ながら、泣けてきた。
やはり、α線に言及していた。
どこの誰がそうしたのかは知らないが、現在のγ線だけしか見ない、発表しない、測定しないやり方は、大いなる誤りだろう。
もともと私は、ニュースになっているベクレル数には意味がほとんどないとして、ブログにイヤミやボケ記事を何度も書いてきた。
やっぱりな、と改めて思った。
悲惨な“安全基準数値”が一人歩きさせられている。
また、かなりの人たちが、そのお化け数字の高低で一喜一憂しているようにさえ感じてしまうこともある。
もともと放射線というものに馴染みがなく、化学的な毒との違いが理解しづらいこともあるだろう。
また、あえて混同させていると思われる、非人間的、殺人狂とさえ言えるマスコミさえあった。
それにしてもなあ、と暗くなりそうだ。
去年7月27日の国会。
龍の怒り。
武田氏とは違う、算術使いではない、医者あるいは人間の怒りを見た。
深く、感動した。

追記
児玉龍彦氏は、昨年、英科学雑誌ネイチャー『今年の10人』の1人に選ばれているようである。