
昨日の朝、日本最強の昆虫、チャドクガに触ってしまったことを書いた。
しかし、運良くほとんど擦ったりしなかったため、2時間くらいで腫れがひき、痒みも痛みも感じなくなったとも書いた。
が、これは読みが甘かったようだ。
昨日眠りにつくあたりから痒みを感じ、今日は一日中、刺された人にしか分からない痒みを感じた。
やはり、敵は最強であった。
この頃は年のため治りが悪くなったが、本来私は虫刺されやケガの治りは極めて早い方だった。
蚊なら数分、ハチでも1、2時間で腫れや赤みが消えた。
軽いキズなら、何もせずすぐに消えた(ただし、わたしはエイリアンではない)。
が、こやつは例外である。
初めて刺されたのは、小学2、3年生の頃だ。
このときは、茶の木でできた垣根の中をくぐったときと思われる。
しばらくして、全身が痒くなり、近くの医者に行ったものの、ほとんど痒みを薄らげさせることはできなかった。
次にやられたのは、二十歳くらいの時だ。
山中で薬もない。私はタバコの火を近づけて、その痒みを紛らわせた。
それからは、こやつとは長い間お付き合いがなかった。
が、今の家に来て、びっしりカキやモミジについていたやつに、何度か刺された。
その頃から、痒みが痛みに変わった。
抗体ができたのだ。
こやつに一度刺されると抗体ができ、二度目以降はそれによるショック症状が顕著になり、最悪の場合死に至ることもあるようだ。
一方、ごく稀に、痛み、痒みを感じなくなる例もあるようだ。
私の場合は、その中間らしい。
しかし、昨日より腫れている気もする。
先ほど、暗がりの中で、そやつがいそうな場所にシュウシュウしてきた。
やはり、こいつは一筋縄ではいかない。
インターネットで調べたところ、死んで干からびた毛が風に舞って触れただけでもかぶれるらしい。
やはり、なかなかの強者(つわもの)である。