今日のごちそう (2019年6月の再放送) | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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同志の皆さん、おはようございます。

今日のごちそうの時間がやって参りました。

しばし、自転車自家発電の足を休めて、皆さんもゴージャスな食事の知識を貯えましょう。


さて、今日のごちそうは、ミネラルたっぷりドジョウソース味、エノコロ団子の作り方です。


まずは、エノコロ団子の材料となる、エノコログサの種集めからまいりましょう。
エノコログサとは、ネコジャラシの名前でも呼ばれるデンプンたっぷりの穀物です。
今や我が国の食糧を担う重要な植物であることは、皆さんもよくご存知ですよね。
とにかく、肥料、農薬を全く使わずに生産できる、自然栽培野菜としても優れている優良穀物です。

この株をたった2000株集めるだけで、なんと500グラムもの実を集めることができます。
これを天日乾燥し、半日間、石臼で丁寧に挽きます。
籾がらを取り除けば、およそ200グラムの粉が得られますから、1家族の1日分のカロリーは十分まかなえます。

エノコログサ、ネコジャラシって、本当に素晴らしい穀物ですね。

これに水を50グラムくらい入れてよくこね団子を作り10分ほど煮こめば、極上のエノコロ団子の出来上がり。
ほら、もうお腹がグーグー言ってきたでしょ。



次は、ドジョウソースの作り方です。
これは少し難しいですから、失敗するかも知れません。
でも、ガッカリする必要は全くありませんよ。
エノコロ団子は、それだけでも十分美味しいですから。



はい。
ドジョウソースの材料ですが、庭の土、つまり土壌です。

これを20キログラムくらい大きな甕に入れて、表面に軽く霧吹きをしておきます。
3日ほど経ちますと、表面にうっすらと白い蜘蛛の巣のようなものがでてきます。
そうしたら、土をかき混ぜ、表面に新たな土壌がくるようにして、また霧吹きをします。
これを半月繰返したのち、土壌の入った甕に土壌表面より10センチメートルくらい多めに水を入れ、丹念にかき混ぜます。

この上澄みを藁でこし、さらに新しい小さな甕に移し、2日ほど置いてから上澄みを取り、これをどろどろになるまで煮込めば、最高級ドジョウソースの出来上がり。



さあ、次のお休みはすぐそこ。あと20日後。

皆さん、頑張ってエノコログサを集めて、お団子に舌鼓をうちましょう。





今日は、エノコロ団子とドジョウソースの作り方でした。



さあ、皆さん。


それでは、ごきげんよう。

自転車自家発電、頑張りましょうね。



なお次回は、秋の味覚、ススキうどんの作り方です。

お楽しみに。