不思議な石の話 追記あり | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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ジルコンという名前の石がある。

主成分は ZrSiO4
金剛光沢のものから錆色、無色なものなどもあるようだが、熱すると脱色してしまう。

素人に話すときには、これに似たものですよ、という石としては、こんなものがある。




ストロンチウム鉱

天青石(Celestite)

この石は、蛍光、燐光を発するものとして知られているようだ。

主成分はSrSO4 だが、ストロンチウムがバリウムやカルシウムに置換されBaSO4,CaSO4などもあるが、ストロンチウム比率の最も高い場合に、天青石というようである。

硬度は3~3.5だから、たいへんもろい鉱物といえる。
この石は金色に近い緑色の蛍光、焼いた後では緑色の燐光を出す。

つまり、そのままでも、また焼いた後でも電磁波(光)を発しているから、光に敏感な食品などは多少の化学変化を起こす可能性がある。
例えばワインの類である。
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さらに、主成分がSrCO3のものはストロンチウム鉱(Strontianite)と呼ばれ、X線や紫外線で蛍光、燐光を発する。
こちらも硬度3.5とやはり、たいへんもろい。


蛍光にしろ燐光にしろ、周りからエネルギーをもらい、そのエネルギーが光など電磁波に変換しているものだ。

だから、出る電磁波の波長が長ければ赤外線同様温かく感じ(実際エネルギーを出しているから、これは気のせいではない)るし、波長が短いならば、なぜか石を見るとまぶしいように感じる(これも気のせいではなく、ヒトには分からない光が網膜を刺激するため)。






いずれにせよストロンチウム鉱は、自然界には少ない鉱物であろう。

発見されたのも、比較的最近のことだ。





という感じです。

ダコタのママさん。


磁鉄鉱と見たのですが、これが一番近そうですね。



追記

見た目は黒いのに、写真に撮ると青みがかって見えるということは、紫外線などを出している可能性が高そうです。

ヒトの目には色を感じられない短い波長の光は、エネルギー的には高く機械の目には反応します。

ですから、カメラのフィルムには感光して白や青紫に写るでしょう。


またデジタルカメラでは、プログラミングにもよるでしょうが、黒いはずの器が白く写る可能性があります。