
夕方に、雲の間に黒い直線の筋ができ、まるで長い髪のように見えることがある。
これは遠方にある山などの影が、ちょうど雲のあるあたりにさしかかったときにできる。
つまり、遠方が十分に晴天であり、かつ影のできる高さのところ一面に、光を中途半端に遮るくらいの雲があり、日の出または日没前後の時刻でなくてはいけない。
下の写真は昨年撮ったもので、比較的珍しい現象だ。

しかし、今日はもっと珍しい光景を目にした。
日の沈む直前、ごくわずかな時間だったが、日の光が大気中の氷の粒に輝き、金髪を写しだした。
電線などが邪魔だったが、あわてて携帯カメラを取出した。
電線のないところに移動したときには、ほとんど見えなくなってしまっている。

黒髪が10分以上見られたのに対し、これは1分足らず。
恥ずかしがり屋の北欧美人のシルバーブロンド姿。