どうも汚染水は、パイプを伝わってきたものではなさそうだ。
ということは、どんなに内側から穴を塞いでも意味がない。
また、外側から液体窒素などで凍らせて作業するのも意味がない。
仮に排水口を塞げたとしても、余計やっかいな事態が待ち受けている。
つまり、地面からの汚染水の吹き出しだ。
こうなると、敷地全体が高濃度放射性物質に覆われてしまう。
いや、おそらく他の見えないルートを通って、海へと流れ出す。
現在のような外側からの冷却では、常に大量の水をかけておく必要があるから、水の供給は止められない。
止めたら、一層重大な事故を呼ぶ。
が、同時に排水も処理の方策がなし。
裂け目にジェット発泡スチロール。
今はその方法しか浮かばない。
しかし、地下水が関与しているとなると、ほとんど意味がないだろう。
上空から波長を変えて写真を撮ることにより、汚染水フローをつかめないのだろうか。