イコールで結ばれた文字(ヒエログリフ)は、日本ではクレオパトラとして知られる女王の、1000年から1500年くらい前に使われていた、エジプト文字の簡略体。
エジプト最大の王ラムセスⅡ世や、ツタンカーメン(トゥト・アンク・アメン)時代の壁画などに見られる。
今回の騒ぎで、これらの壁画がある文化財が、破壊されないことを望みたい。

このような過程で、平仮名が生まれたはずがない。
が、情報もこんな風に加工されることがある。
いや、非常に多い。
その代表が、大腸菌O157かいわれ大根犯人説である。
あんな報道を信じていた学者は、皆無に近い。
が、有力新聞の中には、今回の古代エジプト文字→平仮名 以上の奇説を一面トップで出していたにも拘らず、騒ぎがおさまると、そうした報道で関連業者が破産したにも拘らず、頬被りを決めこんだところがあった。
庶民のためにとか、よく恥ずかし気もなく書くよ、と思ったものだ。
私の新聞不信の原点である。