万葉集新解釈:新春用 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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明けましておめでとうございます。

えっ?めでたさも半分くらい。

まあ、そうおっしゃらずに。
これは、冬にアリの姿など見えないのに、蟻が十と言うのと同じ。
ご挨拶でありますれば。



さて、それでは早速行きますかい。

なお、初めにお断りしておきますが、受験生は参考にしないこと。

はっ?当たり前だって。
失礼しました。





★東の野に炎の立つ見へてかへり見すれば月傾きぬ
(柿本人麻呂)


→東を見ると、太陽が割れたような、つまり、日の丸が裂けたような力が、目に見えて勢力を増してくるのが分かった。
一方、振り返ってみると、かつては隆盛を極めた人たちが、ツキにも見放されて地平線の下へ消えて行くようだ。







★あをによし奈良の都は咲く花の薫ふがごとく今盛りなり
(小野老)

→青瓦台の国(ナラ)は、今が花盛りであり、はるか離れた田舎にも、その梅の香が匂ってきそうな勢いであることだ。