春は曙。
ひが~し~、貴の花。
たかの~はな~。
あれっ。もとへ。
春は曙。
酔う酔うしらふになりゆく瀬戸際、少し揚げすぎにて紫だちたるクモの如き蛸足の細く棚ひき垂る。
夏は酔い。
次のコロッケは皿にあり。
闇酒もなほ。
干樽の多く並びちがえたる。
また、補樽のただ一つ二つなど打ち割りて飲みいくもをかし。
飴などフルーツ、またお菓子。
秋は酔うぐれて。
酔う人を指して、山の上の近うなりたる。
ガラスの寝床へ行く思いにて、三つ、四つ、いやいや、もう若くはない。それなら二つ三つなど騒ぐ。
いとあはれなり。
まいて、雁金連ねたるなどとても無理。小さくなりたるはいとわろし。
疲労精魂果てて、風の音、虫の音になるは言うべきにあらず。
冬も勤めて。
雪の降りたるは言うべきにあらず、霜のいと白うなりたるも、移動ぞし。
また更にいと寒き朝に費など急ぎ用立てして、罪もて老化など語らうは、ギスギスし。
昼になりて、ねむくなり灰だの昼行灯などと言われける。
いとわろし。
参考
伝清少納言 枕草子
新年早々
やっちまいました(笑)。