前日までの冷たい雨が止み、初日は雲ひとつない快晴。
関東では、明け方が冷やりとしていたから、これはまずいとブカブカジャンバーを慌ててバッグに詰めたものの、当地に着くと汗ばむほどの陽気。
やっぱり、みんな日頃の行いがよいからだわい、と全員が鼻高々。
アホじい、ばあ。
失礼。麗しき男女の笑い声が、森に響く。

花壇の花も美しいが、こんな道端の花が、私は好きである。

蓼食う虫も好き好きと、あまり評判のよくないタデの仲間であるミゾソバ。
結構、かわいい。

初めて見たなら、ギョッとするかも知れない。
マムシグサの実。
花(正確には違うが)が、マムシの鎌首を持ち上げた姿をしている。また、茎の模様もマムシに似ている。
しかし、鮮やかな実だ。