大学ブログ講座 ☆心理学:~のために | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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あなたのために、~。
みんなのために、~。


この言葉は、かなりおかしな言葉である。

例えば、ある人がわがままで言いたい放題だったとしよう。


その人に対して、「そんな風だと誰にも相手にされなくなるわよ。あなたのためだから、あと少し周りの人のことも考えなくっちゃね」とでも言ったとしよう。

確かに、この言葉は相手が孤立し自暴自棄になり、あるいは暴力的になり、また逆に欝になって部屋にこもったりすることを憂いての助言ではある。

また、そう考えるのが普通だろう。


が、あと少し掘り下げてみよう。


この助言により、相手が普通の大人の常識をわきまえたとしよう。


もちろん、相手は、よほどの臍曲りではない限り、かつての自分を思いだして、苦言を与えてくれた人に感謝をするだろう。


が、ここで一番嬉しいのは誰だろうか。



私は、助言した人であるように思う。




この例のように、~のためというのは、実は自分のためである気がしてならない。





まあ、これは良い例だ。


世の中には、相手の弱み、無知に付け込んで、とんでもない犯罪を犯す者がいたりする。



彼らの決まり文句は、こうである。







あなたのためです。





人間国宝の作った壺でも、うん百万円とかは、あまりない。





最近、メディアがへんだ。