★やぎ座 追記 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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やぎ座は、かつてはすべての夜空運行の起点だったのにも拘らず、寂しい記事になってしまいました。


で、追加記事です。


あるブロガーさんがご指摘のように、西洋などでヤギは、時として悪魔の化身であったりします。


これは、ヤギの金色の目と関係があるのでしょう。

トルコかアゼルバイジャンあたりには、金色の目を持つネコがいて、やはり神または悪魔に形容されると記憶しています。




やぎ座の話に戻りましょう。

やぎ座は先の記事で書いたように、上半身ヤギ、下半身は魚です。


この姿が、やぎ座の性格を物語っています。


ヤギはチベット高地などにも住み、人でさえなかなか登れないような岩山もどんどん登っていきます。


つまり、より天上界に近い存在です。

一方、魚は光が射さない海の底にも住んでいます。

つまり、より冥界に近い存在なわけです。


やぎ座は、天上界、冥界の双方に足を伸ばしているわけなのですね。


このような存在は、神か悪魔しかいないわけです。

そうそう、この悪魔とは日本でいう悪魔とは、いささかニュアンスが違うかも知れません。

メソポタミア、エジプト、ギリシャ、あるいはインドのような多神教でいう悪魔と、ユダヤ、イスラム、キリスト教でいう悪魔の違いです。


一神教においては、悪魔もまた神の創造物なわけですから。




なお、いささか嫌みなことを言いますと、星座占いでの期間(例えば4月がおひつじ座)は、数千年前に作られたものですので、現在の星座と約30度のズレが生じています。


星座占いを正しく行うならば、本当は、この歳差補正をしなければ、どんなに星座や惑星の動きを説いても、意味がありません。


分かりやすくいうと、昔の暦をそのまま使っているので、今日は満月なのに、十三夜の月について占っているようなものです。

これでは、どれほど正確?な星座占いを立てても?マークがついてしまうのです。



まあ、本気で星座占いを信じている方はほとんどいないでしょうから、口から泡を飛ばすことではありませんが。


ただし、星座占いで生計を立てている方には、歳差により現在の星座占いが1ヶ月ズレている、つまり、誕生日と星座占いの星座が1つ分ズレていることくらいは、最低知っておいて欲しいものです。