サンゴヘビの努力 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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あるブロガーさんが、サンゴヘビらしい動物に近づき写真を撮っていた。


で、ちょっと気になったので、サンゴヘビについて調べてみる。


サンゴヘビが、一部のウミヘビと並ぶ、毒蛇の双璧であることは知っていた。

が、最近、北米などでの死亡事故はまずないようだ。

これは血清が開発されたことにもよるようだが、元々口が小さいから、あまり人が咬まれることがないからだろう。



しかし、私が感心したのは、サンゴヘビの努力?である。

サンゴヘビの毒は強すぎるため、敢えて弱い毒を持つものに進化したものがいるようだ。


なぜ、そんなことをしたのだろう。


もし毒が強すぎると、ひと咬みで相手を死に追いやってしまう。

そうすると、サンゴヘビは怖いやつなのだ、と伝えてくれない。


だから、こいつは嫌なヤツだとわかる程度、つまり死ぬほどではないが、痛い目にあったな、とわかる程度に毒を弱めたというのだ。


確かに、野生の動物たちは、そうやって痛い目に会いながら、少しずつ学んでいくのだろう。





が、中には変わった動物もいる。


何度痛い目にあっても、舞台劇に見とれてしまう、ホモ・サピエンスと傲慢な名前を自ら名乗る動物たちだ。