星座占いが盛んのようですね。
最近、テレビはほとんど見ないのでよく分からないのですが、皆さんの記事などを見ると、テレビ、ラジオ、インターネットの世界で、星座占いが広まっているのがよく分かります。
さて、ひね爺としては、ついつい、こんなところにも口を挟みたくなってしまうのです。
いやあ、実にいやな性格ですなあ。
とはいえ、“星座なんざ年々姿を変えているんでっせ”とか、“ウルトラマンやスーパーマンの故郷から見える星座は、全く違う形なんでっせ”などと本当のことを言ってしまったなら、それ以上話が続きません。
ですから、とりあえずは、世間で話題の12星座について、ブツブツ言わせていただくのですな。
で、まずは、おひつじ座。
はい。
おひつじ座の方。
あなたは、自分の星座を見たことがありますか?
多分、あまりいらっしゃらないのではないでしょうか。
だいたい、いつどのへんに見えるかも、分からないのではないのかなあ。
(もし、ご存知ならごめんなさい)
仮に、だいたいの場所が分かっていても、都会のど真ん中では、探すのに相当苦労しそうです。
というのは、おひつじ座で最も明るい星は2等星。
おひつじ座の形を作る星は、それ以外は3等星以下。
田舎なら、視力1.0くらいあれば6等星くらいまでは見えるでしょう。
しかし、都会の明るさの中では、1等星でさえ見えにくいのが現実です。
ましてや、街中で3等星以下の星を探すのは絶望的です。
ですから、おひつじ座の方の多くの方は、星座占いを信じてはいるものの、自分の星座を見たことがないのではないでしょうか。
おそらく大多数の方は、おひつじ座を見たことがないか、見ていても分からない。
しかし、自分の星座の占いは信じている。
まあ、ほとんどの方は本気で信じているというより、お遊びの類いでしょうから、青筋立てて言うことではありませんがね。
ところで、おひつじ座は、ギリシャ神話に出てくる金毛の羊(ギリシャ神話最高神ゼウスの化身とも言われる)にも関係があるようです。
ギリシャ神話には、数々の難題を与えられて冒険に出る、アルゴー船の話が出てきます。この話は、大国主命が、兄や先祖の須佐之男命から命じられた難題を解決していく話や、ヤマトタケルの物語に似て大変興味深いのですが、このアルゴー船の冒険の中にも、金毛の羊が出てきます。
しかし、おひつじ座は、金毛の羊にしてはずいぶん暗く、見え辛い星座なのですがね。
ヒツジ(またはヤギ)は、太古の宗教(現在でもキリスト教など)では、大変重要な動物です。
というのは、これら動物は人の身代わりとして神に捧げられる“生け贄”だったからです。
なぜ、ヒツジ(ヤギ)なのか?
これには、ある説がありますが、アメブロにはふさわしくないので割愛します。
ただ、想像力たくましい方のためにヒントを出しておきましょう。
ヒトに何かが似ているのです。
主に構造的なものですが。
また、五感のいずれかにも関係があるかも。
★
あるブロガーさんからの問いかけの、答えのヒントにもしたつもり。
追記
おひつじ座の見つけ方
冬になると、三ツ星と長方形の形で知られる、オリオン座が昇ってきます。
このオリオン座の少し前にスバル(オリオン座が東の空に見えた頃なら、それより天頂に近い方には、小さな星が集まっている)が見えるはずです。
さらにその先に、おひつじ座があります。
大星雲で知られるアンドロメダとスバルの間あたりなのですが、先に述べましたように、ちょっと探すのに苦労するかも知れません。