
何度か言い訳しておりますが、私の百科事典には“恋人”という単語が見つからない為(ただし、“ブロガーさんは皆恋人”という熟語?はある)、このネタを私の大先輩である捻田見界氏に投げてみた。
と、まずは“馬鹿もーん”という声。
まあ、これは毎度のことで“おはよう”“こんにちは”に等しいから、私もにやけをこらえて神妙な顔をする。
が、話が進むうちに、私もなるほどな、と頷かざるをえなくなった。
そのあらましを述べていこう。
“何を寝ぼけたことを言っておる。いいか、まずはケータイなどという日本語はない!”
“?”
いや、実際に私たちはよく使ってますが、と喉まで出かかったが、ぐっとこらえる。
“よいかな。だいたいにしてケータイではなくて、ケイタイであろうが”
“?”
はあ、確かに文字にすればそうでしょうが。
もちろん、これも心の中で言っただけ。
“さらに、携帯とは何かを身に付けている状態を表すもの”
“はい、おっしゃる通りでございます”
これは、声になった。
“お前は何かい。状態を【見る】ことができるのかね?”
ポカーンとする私。
“この青二才!”
大先輩はちゃぶ台を叩く。おっと、そんなに興奮しないでください。血圧が……。それに、その湯呑みは、あの原田長治を世界に紹介した、バンガード・デッチ氏のものでは?
と、余計な心配をしてしまった私。
“お前さんは、【平和】という状態を【見る】ことができるか、と聞いておる”
“いえ、そのような状態を【見る】ことはできませんでしょう”
“であろう”
“はい”
“馬鹿もーん”
“?”
ありゃ?何か気に障ったことでも言ったかいな?
“なぜ、そこで頷く!”
“はっ?”
“ケータイとは携帯電話のことじゃろが!”
“なーんだ。知ってたんじゃないか、この狸ジジイ”
もちろん、こんなことは言えないし、顔にも出さなかった。
うーん、続きを書きたいが、そろそろ“時刻”なれば、
いざ。