
先日、あるブロガー(その目を見ると石になるそうだ)がおっしゃっていたが、給食のメニューが浮かばないという。
そう、確かに私もコッペパンと脱脂粉乳(これはすぐに普通の牛乳に変わった)以外、メニューらしいものが浮かんでこない。
ところで、このコッペパンって何だろうか。
Wikipediaによれば、フランス語のcoupe またはポルトガル語の coa からきているらしい。
クーペとは平たく固いフランスパンのことだから、あまり似ていない気もするが、まあ、この説を採ろう。
ところで、パンという言葉もフランス語由来の日本語だ。
そこで思い出す話がある。
永六輔さんは、新幹線だか飛行機に乗って昼飯を頼んだ。
添乗員が“パンにしますか、それともライスですか?”と聞いてきた。
永さんは、“ご飯にしてください”と頼む。
と、即座に“はい、ライスでございますね”という言葉が返ってきた。
言葉には一物ある永さん。
“いいや、ライスなんかはいらない。ご飯にしてくれ”と言う。
添乗員はやや色をなして、“ですからライスでしょ”
“違う。ご飯だ”
“あのう、ここでは英語なんです”
と、添乗員まずいことを言ってしまった。
“えっ?英語なの?”
と、永さん。
“はい、英語です”
と、やや小馬鹿にする態度に出てしまった添乗員。
“じゃあ、なんでブレッドじゃないの?”
という問いに怪訝な顔をしている添乗員に、永さんが追い討ちをかける。
“あなたは、英語でライスの意味を知っているの?”
豆鉄砲を食らったような添乗員。
“もし英語でね、あなたの発音している【ライス】の意味を知っていたら、食べる人なんかいますかねえ”
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上記の話は、永六輔さんのトーク番組で話していた内容を、私なりに噛み砕いたものです。
したがって、細部に多少違いがありますが、まあ、言いたいことは分かっていただけたでしょうか。
ちなみに lice とは、ノミやシラミの複数形。
つまり、ノミ、シラミがうじゃうじゃということですな。
同じようなものに、“コーヒーに【クリープ】”というものがあります。