
言葉のあやで、揚げ足を取るつもりはない。
が、この“仲直り”という言葉は、大変日本人感覚の感じられる言葉だなあ、と思う。
というのは、この言葉には、“もともとは仲良かったのだ。しかし、なんらかの事情で仲違いしたから、また、元に戻りましょう”というニュアンスがある。
さらにその根底には、意識しようがしまいが、同じ日本人じゃないか。言葉も皮膚の色も瞳も同じなんだから、言わなくたって分かるよね、に似た感覚があるに違いない。
だから、日本以外の国、例えばアメリカ合衆国のような民族、宗教などが雑多な国に、はたして“仲直り”という言葉があるかどうかは知らない。
このへんは、サンタモニカにいる、“私の糸し糸しと言う心”なんていうと、冗談好き、いや上段突きをくらいそうな方が説明してくれるかも知れない。
とにかく、インターネット辞書などにある“make peace”は、“仲直り”というニュアンスとは異なる。
日本は不文、慣習、あいまいさを特徴とする、世界でも極めてユニークな契約のない契約社会だった。
今それが、大きく変わろうとしている。
しかし、ママチャリでも車であり、チンタラ車道を走らないと5万円の罰金。
そんな法律までできちまったんですね。
これを遵守したら、日本の都市交通はマヒします。
何を考えているんでしょうかね。