私のこよなく愛するブロガーさんが(オエッてなことを言わない。本人も相当無理をして書いている)、【タタリじゃ】とはなんだ?みたいな記事を書かれていた。
で、これに関しては私が昔から関心があることの一つなので、ちょっとだけ言わしていただきますか。
西洋には【黄か論】とかいうものがあります。
これは、黄色い奴ら、つまり東洋人が西洋人を駆逐するというもので、古くから西洋人の奥深いところに巣くっている考えです。
(今もあるかどうかは分かりません)
この考えの元になったと思われるのが、モンゴル人などの西洋への侵入です。
元来遊牧民の彼らは、定住する家を持たず、その機動力を生かして、次から次へと街を襲い、疾風の如く去って行きます。
彼らの過ぎ去った後に残るのは、焼けた家と無惨な死体のみ。
そこで西洋人は彼らのことを、ギリシャ神話の地獄の民タルタロスと結びつけ、タタールと名付けます。
つまり、【タタールじゃ】とは、悪魔がやって来るぞ、ということですね。
タタールじゃがなまって、タタリじゃ!
まあ、言葉遊びと言われれば、確かにその通りですが。
あっ、ちなみにタルタルソースのタルタルも、このタタールからきたものです。