アメリカ・インディアンに造詣が深く、つい先ほどまでその神秘世界を肌で味わっていた、私が一人で“糸し糸しと言う心”と太平洋の向こう側に届かぬ思いを送っている方が、日本人とアメリカ・インディアンの外見のみならず、その精神世界の相似に感嘆なさっている。
こうなると、本当は好きなのに、あえて意地悪したり、バカをしたりする小5に戻ってしまう私なのである。
つまり、ない袖を振ってええかっこしーになるのである。
とはいえ、今は帰宅途中。
着飾ろうにも、鉄砲の玉がない。
だから、科学的な裏付けある文を書ける自信がない。
それで“小説”という冠をつけて話を濁すのである。
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生物にはミトコンドリアという、なくてはならないものが細胞の中にある。
ミトコンドリアは、生物が活動するエネルギーを作る場所なのだが、実はどうも原始の生物についた寄生虫のようなものらしい。
もっとも、ミトコンドリアがなかったなら生物には成り得なかったから、平和共存している寄生虫だ。
いや、本体の中枢である。
このミトコンドリアは、母の形質が遺伝される。
ミトコンドリアを調べることで、日本人とシベリアやトルコあたりの民族が極めて高いことがわかっている。
また、もともとヒトのミトコンドリアは、アフリカあたりの女性から枝分かれしたものだとし、これをミトコンドリア・イヴという科学者もいるようだ。
ミトコンドリアを調べればアメリカ・インディアンと日本人の相関関係は、かなり詳しくわかるだろう。
いや、たぶんもうわかっているだろう。
が、それでは面白みがないし、取っ付きにくい面もある。
前置きが長くなった。
さて、では“小説:ユカタンへ、そしてチチカカへ”と題した物語を書きますか。
と、その前に一服。
いや、今電話。ちょっとまずい状況。
しばらくブログ書けないかも。 では。