かつては歴史嫌い、今はミイラ大好き | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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現代に生き返って欲しい人は? ブログネタ:現代に生き返って欲しい人は? 参加中



こんなネタ出されたら、今の私は迷って眠れなくなる。 

社会人になるまでは、ひどい歴史嫌いで、卑弥呼だの蘇我入鹿だのという名前は、仕方なく頭に詰め込んではいたものの、道端に生えているオオバコやチカラシバなどに比べたなら、全くと言ってよいほど興味対象の外にあるものだった。 
ましてや海外の歴史など見る価値なしと考え、高校の歴史の時間はもっぱら数学の内職をしていたか、漫画を書いていたものである。 (しかし、数学の授業の時は漫画を書いていたか、寝ていて、私はよく先生にこづかれたり、チョーク攻撃を受けている。何年か前、地元の飲み屋でばったりこの先生に会い、懐かしさのあまり、いい年した男同士抱き合ってしまった。周りの人たちはポカーンとしていたものだ。私の高校時代を知る者にとっては、どう見たって犬猿の関係であったから。いや、ジジイ同士が抱き合うなんざ気色悪かったのかも知れないが)
さて、そんな歴史音痴、学校の勉強嫌いの私が社会人になり、今思えば超のつくエリートコースとかいう道を歩み、国内のほぼ全工場、海外の半分以上の工場や支店に出張したり、滞在していた頃。 
(そのまま進めば、今のような生活は無論、いろんなものが変わっていたでしょう。しかし、元来芸術が好きな私には、サラリーマンというのは合わなかったのですなあ。それに、ここの素晴らしい皆さんにもお会いできなかったでしょうし。酸っぱいブドウ大好きなタヌキとしては、上を見上げるキツネを覗いております)


海外に出てから、私の中で何かが大きく変わり、急に日本、日本人についての興味が湧き上がってきたのです。 


多分、多かれ少なかれ、海外に住む日本人にはこの感情が湧くでしょう。また、日本人以上に日本人意識と自負みたいものを持ちます。 
世間ではかなり左寄り(右とか左とかいう表現は幼稚であり、本音を知らぬアポちゃん表現だが)という評価である筑紫哲也氏も、似たようなことを言っていました。



私も同じでした。 

日本人として日本のことを知らずにいていいのだろうか! 


いや、そんな高尚な思いではありません。 

どこからか、自然に涌いてきたものです。 


とにかく日本に関する本を読みました。 

海外では、古本屋なら100円で買えそうな汚いものが、何千円、へたすると現地工員さんの月給くらいする場合もあります。 


が、当時は今の1000倍くらい余裕がありましたから、それほどは気になりません。むしろ知りたさに比べたなら安いものでした。 



そんな生活の中で興味が湧いたのが卑弥呼。 

彼女(彼かも知れない)に関しては、後にある短編を書き某出版社(昨年正月、派手な倒産をした)に掲載されています。 
インターネットを見ると、まだ販売されているようですが、本当に在庫があるのでしょうか。 




さて、その後は名前さえ知らなかった日本人について調べたりしました。 




そんな中で生き返って欲しい、いや、生き返えらずともお会いしたい方は、神話時代ならアマテラス、イザナギ、イザナミ、スサノヲ、オオクニヌシ、トヨウケ、サルタヒコ、アマノウヅメ。 


伝説時代なら、ヤマトタケル、ウガヤブキアエズ、ニニギ、オキナガタラシヒメ、ミマキイリヒコイニエ、ホムタワケ。 


存在したであろう可能性が高い人物としては、オオハツセワカタケ、アレ、ウマヤド。 


さらに、学校の歴史では100%存在していて、その存在云々を語ることさえ問題外である、カズラキ、オオアマ。  





ただし、最近は私にとって宇宙旅行以上に遠い存在であった海外の歴史上(?)の人物に、より興味をそそられます。 



例えば、エジプト新王国と呼ばれている時代の、いやエジプトの歴史のみばかりか、人類の歴史の中でも燦然と輝く(日本ではツタンカーメンと和訳される王に比べたなら、全く無名と言ってよいが)ラムセス2世。 



そのお父さんのミイラは、おそらく世界でもっとも調べ尽くされたミイラと言ってよいでしょう。 



一目、いやできれば、ラムセス2世と少しお話したいものです。 





でも本当は、その奥さんや娘(後に妻になる)に会いたいのかも。