
これは簡単です。
答えは、両方とも正解と言いますか、目的により優先すべきものが変わってくるということです。
例えば、気のおけぬ友なら何でもいいでしょうし、場所だって肩肘はらないところならどこでもよいでしょう。
言葉をかえるなら、誰とたべるかを考えて食べに行くなら、その相手がいることが前提条件ですから、当然中身は二番目です。
一方、ぜひあれが食べたいとなったなら、相手は二番目でしょう。
一部のレストランは一人では入れませんが、そこで相手を選ぶにしても、初めにあれが食べたいという気持ちがあってから、あの子を誘おうか、それともあの子となるわけです。
つまり、最初に言ったように、どちらを優先するのかではなく、これらは比較できない要素であり、初めのきっかけで、一方が優先され、他方が二番目になるわけです。
もっと分かりやすく具体的な例をあげましょう。
どうも蒸して仕方がない。そこで、
ビールでも飲みに行こうか。
と同僚を誘ったなら、これは飲み物を優先しているわけです。
つまり、べつに誘った相手ではなくても、大きな問題はありません。
一方、へこんでいそうな同僚がいて、
おい、ビールでも飲みに行こうや。
と言ったなら、これは対象人物の方が優先されたわけで、別にビールではなくてもかまわないわけです。
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★蛇足
いや、蛇羽か?
しかし、蒸しますなあ。
さて、冷やした焼酎を、ドライマティーニとでも思って飲みますかな。
ええ、この場合には、飲み物が優先されたのか、飲み物を口実に夢の中で乾杯する相手を優先したのかは、なかなか判断が難しいですなあ。