
カレンダーという言葉が、すっかり日本語として定着した暦。
私が子どもの頃には、暦には必ずと言ってよい程、【食い合わせ】がありました。
これは何かというと、例えば《天ぷらとスイカ》のように、同時に食べると良くない、場合によっては命にかかわる、と信じられていたものを、絵入りで説明したものです。
この中には、《天ぷらとスイカ》のように、ある程度科学的なもの(スイカは冷やして食べるので、天ぷらの油分解・吸収によくない)ようなものから、《うなぎと梅干し》のような、理由がよくわからないものや、《おこわとフグ》のように、明らかに贅沢をたしなめたものなどがありました。
そんな中に、《牛乳と梅干し》もあった気がします。
牛乳と梅干しは、病院の食事にもでるくらいですから、まず問題はありません。
が、田舎育ちの私などはそれを、すっかり信じきっていたものです。
小さいころ、牛乳に梅干しを入れて牛乳が固まるのを見、「本当にこれは消化によくなさそうだ」なんてやっていたわけです。
南国でも、果物の王様と言われるドリアンとアルコールを一緒に摂ると死に至る、というものがあります。
私はちょっとだけ実験しましたが、大丈夫でしたなあ。
まあ、体質もあるのでしょう。
さて、なんでしたっけ。
そうそう、牛乳に合う食べ物でしたね。
牛乳の苦手な人には無理な話ですが、めちゃくちゃ濃い牛乳に、軽い牛乳、つまり脱脂乳やカルピスは、結構合います。
逆に、クセのあるチーズのような乳製品にも合うんですよ。
ただ、リン酸値の高い人などにはおすすめできませんがね。
辛いカレーや、昔ふざけて飲みましたが、コニャックあたりも、結構いけます。
オーソドックスなところでは、薄皮饅頭があげられます。