
ある程度東南アジアにいた方ならお分かりでしょうが、かの地域での耳掻きは、曲芸、あるいは芸術と言っても過言ではないでしょう。
多いところでは、耳掻き棒だけで10種類以上。
さらに、耳の穴付近にある脂肪を押し出す棒や器具。
さらに、それらを駆使して耳掻きをするテクニックは、無形文化財に指定したいくらい。
ずっと昔、フランス商社の日本駐在員が、日本の床屋さんをベタ褒めした本がベストセラーになったことがあります。
本国から友人、同僚が来ると、まずは床屋さんに行くよう勧め、その相手が日本の床屋の素晴らしさに感動するのを見ては、満足そうに微笑んでいたようです。
私は、東南アジアに行ったなら、まずは台湾流耳掻きに行くことを勧めます。